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2009.10.06
α550
ソニーは、手持ちでのHDR撮影が可能なデジタル一眼レフカメラ「α550」(DSLR-A550)を10月22日に発売する。価格はオープンプライス。
商品名 価格 店頭予想価格 発売日
α550(ボディのみ) オープンプライス 95,000円前後 10月22日
ズームレンズキット
DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM付属 100,000円前後
高倍率ズームレンズキット
DT 18-200mm F3.5-6.3付属 140,000円前後
α550。装着レンズはキットレンズのDT 18-55mm F3.5-5.6 SAM
上下可動式の液晶モニターは3型92.1万ドットになった
ソニーが「はじめて一眼」シリーズと位置づける「α380」、「α330」、「α230」(いずれも6月に発売)に対し、上位に位置する「アクティブ撮影一眼」シリーズの第1弾。「写真表現に対する興味が強い」、「様々な機能を手軽に使いたい」という買替層をターゲットとしている。
海外では8月27日に発表。今回、国内での正式な発売が決まった。ただし、海外で同時発表の「α850」、「α500」の国内発売は見送られた。現行機種ではα380の上位にあたる。
撮像素子はAPS-Cサイズ相当(23.4×15.6mm)のCMOSセンサー「Exmor」。有効画素数は約1,420万。イメージセンサーシフトによる手ブレ補正機構やアンチダスト機構を備える。なお、手ブレ補正効果は約2.5~4段分(α380は約2.5~3.5段)に向上したという。引き続きαマウントを採用。
■ 拡大表示に対応、顔認識やスマイルシャッターも
最大の特徴は、ソニー独自の「クイックAFライブビュー」を引き続き採用すると同時に、初めて「マニュアルフォーカスチェックライブビュー」を搭載したこと。
ペンタ部内蔵のライブビュー専用イメージセンサーを使用するクイックAFライブビューに対し、マニュアルフォーカスチェックライブビューは撮像素子(CMOSセンサー)を使用。他社の一般的なライブビューの仕組みに近い仕組みで、クイックAFライブビューとマニュアルフォーカスチェックライブビューは、上面の専用ボタンで切り換えて使用する。
マニュアルフォーカスチェックライブビュー時には、これまでクイックAFライブビューではできなかったライブビュー画面の拡大表示(中央のみはスマートテレコンバーター機能で可能だった)が可能。拡大率は7倍と14倍が選べる。
また、クイックAFライブビューの視野率は90%だが、マニュアルフォーカスチェックライブビューに切り替えることで、100%の視野率が得られる。ライブビュー画面へのグリッドライン表示も可能だ。
ただしマニュアルフォーカスチェックライブビュー時にAFは使用できず、マニュアルフォーカスのみとなる。また、十字ボタン中央の「AF」ボタンを押すと、マニュアルフォーカスチェックライブビューからクイックAFライブビューへと瞬時に切り替わり、位相差AFが働く。なおα550はミラーアップしての像面ライブビューが可能になったが、従来のソニー機同様、動画記録には対応していない。
一方、従来のクイックAFライブビューには顔認識を追加。人物の顔を検出すると顔にフォーカスポイントが現れ、そのままシャッターボタンを半押しすると合焦、全押しで露光が始まる。また、検出した顔にフォーカスエリアを追随させ続ける機能も搭載。さらに顔に合わせてAE、オートホワイトバランス、Dレンジオプティマイザーが働くほか、笑顔を検出すると自動的にシャッターが切れる「スマイルシャッター」も備えた。
ライブビューを映す液晶モニターは、α350時代から続く上下可動式。ただしα380などの2.7型23万ドットから、3型92.1万ドットの「エクストラファイン液晶」にスペックアップした。α380の2面AR(反射防止コート)に対し、3面ARコートとすることで、ライブビュー撮影中の視認性を向上したという。
■ 位置合わせ技術で「手持ちHDR撮影」も
内蔵ストロボを搭載。ガイドナンバーは12
CMOSセンサー「Exmor」の高速駆動を活かした新機能が「オートHDR(High Dynamic Range)」。オーバーとアンダーの2コマを高速連写し、それらを重ね合わせることで、ダイナミックレンジを最大3EV拡大する。従来、HDRは三脚が必須だったが、オートHDRでは独自の位置補正技術で2コマの画像のずれを検知して重ね合わせを行なうため、手持ちでのHDR撮影に対応。処理速度も約2秒と比較的高速だ。
従来のDレンジオプティマイザーも健在。オートHDRと違いダイナミックレンジは変わらないが、シャドウの階調を最適化する。また、ワンショットで撮影が完了するほか、連写にも対応するため動体撮影に向く。処理速度も向上したという。
また、ドライブモードのひとつ「速度優先連続撮影」では、最高7コマ/秒での連写が可能。ただし光学ファインダー、ライブビューともに同じ速度で連写できる。ただしAFは1コマ目に固定。
通常撮影時の連写速度は、光学ファインダーが約5コマ/秒、ライブビュー時が約4コマ/秒。最高シャッター速度は1/4,000秒。なお下位モデルのα380は、光学ファインダーが約2.5コマ/秒、ライブビュー時が約2コマ/秒だった。
AF測距点は9点で、中央がクロスセンサー。配置やフォーカスポイントの表示はα380などと変わらない。α350からAF精度、AF速度とも約30%向上しているという。アイスタートAFも搭載。
本体側面にSDメモリーカードとメモリースティックデュオとのダブルスロットを装備。α380などと同じく、手動の切り換えスイッチを備える。ブラビアリンク対応のHDMI端子も搭載。
バッテリーはα350時代と同じNP-FM500Hを使用する。CIPA規格準拠での撮影可能コマ数は、ファインダー使用時約950コマ、ライブビュー撮影時が約480コマ。%単位での残量表示に対応する。
グリップはα350・α300に近いデザイン。ダイヤルは前方にひとつ。本体サイズは約137×84×104mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約599g(本体のみ)。
オプションとして縦位置グリップ「VG-B50AM」も用意。NP-FM500Hを2個搭載できる。価格は2万6,250円。
商品名 価格 店頭予想価格 発売日
α550(ボディのみ) オープンプライス 95,000円前後 10月22日
ズームレンズキット
DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM付属 100,000円前後
高倍率ズームレンズキット
DT 18-200mm F3.5-6.3付属 140,000円前後
α550。装着レンズはキットレンズのDT 18-55mm F3.5-5.6 SAM
上下可動式の液晶モニターは3型92.1万ドットになった
ソニーが「はじめて一眼」シリーズと位置づける「α380」、「α330」、「α230」(いずれも6月に発売)に対し、上位に位置する「アクティブ撮影一眼」シリーズの第1弾。「写真表現に対する興味が強い」、「様々な機能を手軽に使いたい」という買替層をターゲットとしている。
海外では8月27日に発表。今回、国内での正式な発売が決まった。ただし、海外で同時発表の「α850」、「α500」の国内発売は見送られた。現行機種ではα380の上位にあたる。
撮像素子はAPS-Cサイズ相当(23.4×15.6mm)のCMOSセンサー「Exmor」。有効画素数は約1,420万。イメージセンサーシフトによる手ブレ補正機構やアンチダスト機構を備える。なお、手ブレ補正効果は約2.5~4段分(α380は約2.5~3.5段)に向上したという。引き続きαマウントを採用。
■ 拡大表示に対応、顔認識やスマイルシャッターも
最大の特徴は、ソニー独自の「クイックAFライブビュー」を引き続き採用すると同時に、初めて「マニュアルフォーカスチェックライブビュー」を搭載したこと。
ペンタ部内蔵のライブビュー専用イメージセンサーを使用するクイックAFライブビューに対し、マニュアルフォーカスチェックライブビューは撮像素子(CMOSセンサー)を使用。他社の一般的なライブビューの仕組みに近い仕組みで、クイックAFライブビューとマニュアルフォーカスチェックライブビューは、上面の専用ボタンで切り換えて使用する。
マニュアルフォーカスチェックライブビュー時には、これまでクイックAFライブビューではできなかったライブビュー画面の拡大表示(中央のみはスマートテレコンバーター機能で可能だった)が可能。拡大率は7倍と14倍が選べる。
また、クイックAFライブビューの視野率は90%だが、マニュアルフォーカスチェックライブビューに切り替えることで、100%の視野率が得られる。ライブビュー画面へのグリッドライン表示も可能だ。
ただしマニュアルフォーカスチェックライブビュー時にAFは使用できず、マニュアルフォーカスのみとなる。また、十字ボタン中央の「AF」ボタンを押すと、マニュアルフォーカスチェックライブビューからクイックAFライブビューへと瞬時に切り替わり、位相差AFが働く。なおα550はミラーアップしての像面ライブビューが可能になったが、従来のソニー機同様、動画記録には対応していない。
一方、従来のクイックAFライブビューには顔認識を追加。人物の顔を検出すると顔にフォーカスポイントが現れ、そのままシャッターボタンを半押しすると合焦、全押しで露光が始まる。また、検出した顔にフォーカスエリアを追随させ続ける機能も搭載。さらに顔に合わせてAE、オートホワイトバランス、Dレンジオプティマイザーが働くほか、笑顔を検出すると自動的にシャッターが切れる「スマイルシャッター」も備えた。
ライブビューを映す液晶モニターは、α350時代から続く上下可動式。ただしα380などの2.7型23万ドットから、3型92.1万ドットの「エクストラファイン液晶」にスペックアップした。α380の2面AR(反射防止コート)に対し、3面ARコートとすることで、ライブビュー撮影中の視認性を向上したという。
■ 位置合わせ技術で「手持ちHDR撮影」も
内蔵ストロボを搭載。ガイドナンバーは12
CMOSセンサー「Exmor」の高速駆動を活かした新機能が「オートHDR(High Dynamic Range)」。オーバーとアンダーの2コマを高速連写し、それらを重ね合わせることで、ダイナミックレンジを最大3EV拡大する。従来、HDRは三脚が必須だったが、オートHDRでは独自の位置補正技術で2コマの画像のずれを検知して重ね合わせを行なうため、手持ちでのHDR撮影に対応。処理速度も約2秒と比較的高速だ。
従来のDレンジオプティマイザーも健在。オートHDRと違いダイナミックレンジは変わらないが、シャドウの階調を最適化する。また、ワンショットで撮影が完了するほか、連写にも対応するため動体撮影に向く。処理速度も向上したという。
また、ドライブモードのひとつ「速度優先連続撮影」では、最高7コマ/秒での連写が可能。ただし光学ファインダー、ライブビューともに同じ速度で連写できる。ただしAFは1コマ目に固定。
通常撮影時の連写速度は、光学ファインダーが約5コマ/秒、ライブビュー時が約4コマ/秒。最高シャッター速度は1/4,000秒。なお下位モデルのα380は、光学ファインダーが約2.5コマ/秒、ライブビュー時が約2コマ/秒だった。
AF測距点は9点で、中央がクロスセンサー。配置やフォーカスポイントの表示はα380などと変わらない。α350からAF精度、AF速度とも約30%向上しているという。アイスタートAFも搭載。
本体側面にSDメモリーカードとメモリースティックデュオとのダブルスロットを装備。α380などと同じく、手動の切り換えスイッチを備える。ブラビアリンク対応のHDMI端子も搭載。
バッテリーはα350時代と同じNP-FM500Hを使用する。CIPA規格準拠での撮影可能コマ数は、ファインダー使用時約950コマ、ライブビュー撮影時が約480コマ。%単位での残量表示に対応する。
グリップはα350・α300に近いデザイン。ダイヤルは前方にひとつ。本体サイズは約137×84×104mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約599g(本体のみ)。
オプションとして縦位置グリップ「VG-B50AM」も用意。NP-FM500Hを2個搭載できる。価格は2万6,250円。
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