2009.10.04
日本写真学会
日本写真学会は、秋季研究報告と特別講演会を11月6日に開催する。
画像科学と技術に関連した研究報告(ポスターによるインタラクティブセッション)と、カメラメーカーやプロカメラマンを講師に迎えた特別講演会を開催する。参加申し込みはWebサイトなどから行なう。
開催概要は次の通り。
日時:11月6日10時~19時
会場:キャンパスプラザ京都(JR京都駅ビル駐車場西側)
住所:京都市下京区西洞院通塩小路下る
参加費:2,000円(日本写真学会員)、3,000円(非会員)、学生無料
懇親会費:2,000円(学生1,000円)
定員:80名
特別講演の講演内容と登壇者は次の通り。
「デジタルカメラならではの撮影テクニック」馬場信幸氏(プロカメラマン)
「Lumix DMC-GH1 ~動画へのいざない~(仮)」井上義之氏(パナソニック)
「デジタルカメラ技術の最新動向(仮)」講師未定
「ニコン・スペースカメラ」後藤哲朗氏(ニコン)
画像科学と技術に関連した研究報告(ポスターによるインタラクティブセッション)と、カメラメーカーやプロカメラマンを講師に迎えた特別講演会を開催する。参加申し込みはWebサイトなどから行なう。
開催概要は次の通り。
日時:11月6日10時~19時
会場:キャンパスプラザ京都(JR京都駅ビル駐車場西側)
住所:京都市下京区西洞院通塩小路下る
参加費:2,000円(日本写真学会員)、3,000円(非会員)、学生無料
懇親会費:2,000円(学生1,000円)
定員:80名
特別講演の講演内容と登壇者は次の通り。
「デジタルカメラならではの撮影テクニック」馬場信幸氏(プロカメラマン)
「Lumix DMC-GH1 ~動画へのいざない~(仮)」井上義之氏(パナソニック)
「デジタルカメラ技術の最新動向(仮)」講師未定
「ニコン・スペースカメラ」後藤哲朗氏(ニコン)
2009.10.03
PHOTO NEXT2010

プロメディア、写真感光材料工業会、日本カラーラボ協会、日本写真映像用品工業会は30日、営業写真館やブライダル業界向けのイベント「PHOTO NEXT2010」を2010年6月29日と同30日に東京ビッグサイトで開催すると発表した。
PHOTO NEXT2010は、2004年から2009年まで「スタジオ写真フェア」として開催していたイベントをリニューアルするもの。新たにテーマを「PHOTO」とし、撮影、流通、出力といったビジネスをターゲットに実施する。主催団体は上記の4団体で、スタジオ写真フェアを主催していたプロメディアが主催およびオーガナイザーを担う。また、日本営業写真機材協会が特別協賛する。
11月下旬に出展者説明会を行ない、出展の募集を開始する。その後2010年2月下旬に出展申込みの締切りを行ない、同4月中旬に小間割を決定し開催の内容を発表する。
出展料や入場料は未定だが、前回のスタジオ写真フェアをほぼ踏襲した体系になるという。出展社数は過去最高となった前回から25社増の120社、コマ数は同101小間増の300小間を見込む。また、目標来場者数は2万4,000人に設定。前回は1万9,888人だった。
なお、カメラ映像機器工業会(CIPA)、日本写真映像用品工業会、写真感光材料工業会、日本カラーラボ協会の4団体で共催していたフォトイメージングエキスポ(PIE)からは前回のPIE2009をもってCIPAが離脱し、CIPA主催の「CP+」として開催することが決まっている。残り3団体はCIPAの離脱後、イベントの開催について協議を続けていた。ただし3団体のうち、日本写真映像用品工業会はCP+に協賛というかたちで参加が決まっている。
30日に都内で開催された概要発表会で、各主催団体の代表が挨拶した。

各主催者の代表。左から日本営業写真機材協会の岡芳男会長、日本写真映像用品工業会の中谷幸一郎会長、プロメディア代表取締役の北島茂社長、日本カラーラボ協会の杉原和朗会長、写真感光材料工業会の境裕之会長代行 PHOTO NEXT2010のキーワード
■ 「写真業界にいて夢が語れるフェアにしたい」

スタジオ写真フェアにおける出展社数の推移
プロメディア代表取締役社長の北島茂氏は、「写真の歴史は200年足らず。日常を簡単に撮れるようになってから50年程度しか経っておらず、文学、美術、音楽などに比べれば、まだ揺籃期を過ぎた程の歴史しかない。写真はまだ始まったばかり」とし、写真という分野のこれからの時代に焦点を当てたフェアを開催すると意気込みを見せた
テーマである“PHOTO”については、「写真」や「イメージング」といった概念のすべてを込めたものという。デジタルカメラや携帯電話で撮る映像も“イメージング”ではなく、あくまで“PHOTO”として位置づけている。
ターゲットは、従来通り「プロフェッショナル&フォトビジネス」とした。プロフェッショナルは、スタジオ記念写真、ウエディングフォト、広告写真、報道写真、観光写真、証明写真、イベント写真など撮影ビジネスを指す。一方のフォトビジネスは、機材の流通販売、現像プリント業、写真店、DPEショップ、フォトブックなどを始め、医療写真、屋外広告、プリントシール機といった写真のビジネスマーケットを指している。スチルとムービーを使用した新しいソリューションもフォトビジネスに含む。
イベントのコンセプトは“NEXT”としており、銀塩からデジタルというだけでなくさらにマーケットの拡大を見越して次の時代を見据えた展示を行なうという。詳細は検討中としているが、会期中に行なうシンポジウムやセミナーなどもNEXTを意識したものになるとのこと。
北島氏は、「個人の店が基本の写真館や個人の力量で撮影していた写真家がある一方で、スタジオアリスやアマナといった企業スタイルでビジネスを行なうところが増えてきた。さらに、ネットワークやデジタルテクノロジーを通じての新ビジネスもどんどん増えている。そうしたものを提案していきたい」と抱負を述べた。
今後、日本写真家協会(JPS)や日本広告写真家協会(JPA)などにも呼びかけを行なう。出展社および入場者数増への取り組みについては、「各メディアで採り上げていただけるよう、ユニークな中身を考えている」(北島氏)とした。
■ 「PHOTO NEXT2010で逆境をチャンスに」
続いて、写真感光材料工業会の境裕之会長代行(富士フイルム執行役員イメージング事業部長)が主催業界団体を代表して挨拶した。
境氏は、「写真業界全体が大変革のまっただ中にあり、ビジネスの変化への対応を求められている。しかし、この逆境はビジネスチャンスと捉えている。新しいフェアを立ち上げるのは時期を得たもの」と述べた。同氏は、これまでのスタジオ写真フェアがユニークな展示会として業界では定着していることを挙げ、「主催の3業界団体がカバーする広い領域によりフェアが発展し、真のビジネストレードショーが実現できる。業界が元気になるようにとの気持ちで大きく育てていきたい」と語った。
また、日本営業写真機材協会の岡芳男会長(光陽モネカ代表取締役社長)は、「気持ちを新たにしてイベントに協力していく」との姿勢を示した。「写真業界はなかなか元気にならない。どうしたら元気になるかを考えたときに、こうしたイベントが身近にあるというのは大変結構なこと。業界の方には今までやっていなかったことにもチャレンジして欲しいという気持ちでいる」と述べた。
2009.10.02
ASUSTeK、ディズニー・ネットブック

ASUSTeK Computerは、8.9型ネットブック「Disney netbook」(ディズニー・ネットブック)の発売日を10月10日に決定した。価格は44,800円。
ウォルト・ディズニー・カンパニー株式会社コンシューマプロダクツ部門との商品ライセンス基づいたネットブック。発表当初は9月下旬とされていた。
本体デザインは、プリンセスやガラスの靴、お城などをモチーフとした「プリンセスピンク」と、ミッキーマウスのシルエットを用いた「マジックブルー」の2つ。さらに、ディズニーをテーマにしたデスクトップモードや、カーズやトイ・ストーリーなどから選べるテーマ、ディズニーインターフェイスのWebブラウザ、メールソフトなどを搭載する。
主な仕様は、Atom N270(1.60GHz)、メモリ1GB、HDD 160GB、Intel 945GSE Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、1,024×600ドット表示対応8.9型ワイド液晶、OSにWindows XP Home Editionを搭載する。
バッテリはリチウムポリマー(内蔵式、着脱不可)で、駆動時間は約5.5時間。本体サイズは248×173×24~28.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.1kg。
発売を記念して、、10月17日~18日に渋谷パルコ スペイン坂イベントスペースにて、「Disney netbookデビュー記念イベント@渋谷」を開催。同製品の体験コーナーやスタンプラリーなどを実施する。
2009.10.01
SILKYPIX
市川ソフトラボラトリーは24日、汎用RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio」シリーズの製品版および試用版を更新した。

SILKYPIX Developer Studio Pro

SILKYPIX Developer Studio 4.0
更新内容は共通。いずれも9月18日のEarly Preview版に続き、パナソニックのレンズ交換式デジタルカメラ「LUMIX DMC-GF1」のRAW現像に対応する。
各ソフトのバージョン番号は次の通り。
SILKYPIX Developer Studio Pro(Windows用) : Ver.4.1.23
SILKYPIX Developer Studio 4.0(Windows用) : Ver.4.0.23
LUMIX DMC-GF1は、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠したレンズ交換式デジタルカメラ。4/3型の有効約1,210万画素のLive MOSセンサーや、3型液晶モニターを搭載する。発売は9月18日。店頭予想価格は本体のみで6万9,800円前後。

SILKYPIX Developer Studio Pro

SILKYPIX Developer Studio 4.0
更新内容は共通。いずれも9月18日のEarly Preview版に続き、パナソニックのレンズ交換式デジタルカメラ「LUMIX DMC-GF1」のRAW現像に対応する。
各ソフトのバージョン番号は次の通り。
SILKYPIX Developer Studio Pro(Windows用) : Ver.4.1.23
SILKYPIX Developer Studio 4.0(Windows用) : Ver.4.0.23
LUMIX DMC-GF1は、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠したレンズ交換式デジタルカメラ。4/3型の有効約1,210万画素のLive MOSセンサーや、3型液晶モニターを搭載する。発売は9月18日。店頭予想価格は本体のみで6万9,800円前後。
2009.10.01
デジタルカメラの国内出荷台数が6カ月ぶりに
一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)は、2009年8月のデジタルカメラ、交換レンズ、フォトプリンターの生産出荷統計を発表した。
デジタルカメラ全体の生産実績は、907万8,994台(前年同月比92.9%、以下同)、金額ベースで1,169億238万9,000円(80.0%)。
このうち国内出荷は92万6,385台(105.4%)、201億4,078万5,000円(96.9%)。レンズ一体型は84万6,032台(107.5%)、157億362万2,000円(99.7%)。レンズ交換式一眼レフタイプが8万353台(87.0%)、44億3,716万3,000円(88.1%)。デジタルカメラの国内出荷台数が前年同月を上回るのは2009年2月以来6カ月ぶり。
海外出荷は876万1,842台(98.7%)、1,293億7,565万8,000円(81.3%)。
一眼レフ用交換レンズの生産実績は132万8,155本(96.2%)、163億3,558万5,000円(80.1%)。国内出荷は35mm用レンズが1万8,836本(70.4%)、7億4,482万3,000円(63.2%)。デジタル専用レンズは11万6,446本(87.0%)、19億8,821万3,000円(85.4%)。
民生用A4未満フォトプリンターの国内出荷は1万6,740台(44.1%)、1億1,201万円(33.2%)。
デジタルカメラ全体の生産実績は、907万8,994台(前年同月比92.9%、以下同)、金額ベースで1,169億238万9,000円(80.0%)。
このうち国内出荷は92万6,385台(105.4%)、201億4,078万5,000円(96.9%)。レンズ一体型は84万6,032台(107.5%)、157億362万2,000円(99.7%)。レンズ交換式一眼レフタイプが8万353台(87.0%)、44億3,716万3,000円(88.1%)。デジタルカメラの国内出荷台数が前年同月を上回るのは2009年2月以来6カ月ぶり。
海外出荷は876万1,842台(98.7%)、1,293億7,565万8,000円(81.3%)。
一眼レフ用交換レンズの生産実績は132万8,155本(96.2%)、163億3,558万5,000円(80.1%)。国内出荷は35mm用レンズが1万8,836本(70.4%)、7億4,482万3,000円(63.2%)。デジタル専用レンズは11万6,446本(87.0%)、19億8,821万3,000円(85.4%)。
民生用A4未満フォトプリンターの国内出荷は1万6,740台(44.1%)、1億1,201万円(33.2%)。
2009.09.30
Photoshop Elements 8

アドビシステムズは、画像編集ソフト「Photoshop Elements 8」を10月23日に発売する。Windows用およびMac OS X用を用意し、対応OSはそれぞれWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.4.11~10.5.8、10.6。9月24日から予約受付を開始する。Mac版のメジャーアップデートは、2007年発売の「Photoshop Elements 6」以来。これまでと異なり、Windows用とMac用の発売日が同日となる。
Photoshop Elements 8 Premiere Elements 8
パッケージ価格は、通常版が1万4,490円、乗換え・アップグレード版が1万290円、学生・教職員個人版が7,140円。
動画編集ソフト「Premiere Elements 8」とのセットも販売する。パッケージ価格は、通常版が2万790円、乗換え・アップグレード版が1万5,540円、学生・教職員個人版が1万290円。Premiere Elements 8単体のパッケージ価格は、Photoshop Elements 8と同じく通常版が1万4,490円、乗換え・アップグレード版が1万290円、学生・教職員個人版が7,140円。
学生・教職員個人版は、現行のアカデミック版から購入時の手続きを簡素化したもの。現行のアカデミック版が団体としての教育機関や、それに属する研究室などを対象としていたのに対し、学生・教職員個人版は教育機関に属する学生・教員・職員個人を対象としている。
2009.09.29
Radeon HD 5800

米AMDは23日(現地時間)、業界で初めてDirectX 11に対応したGPU「Radeon HD 5870」および「同5850」(コードネームCypress:糸杉)を発表した。即日出荷開始予定で、米国での実売価格は順に400ドル以下、300ドル以下となる見込み。
基本アーキテクチャはRadeon HD 4870を踏襲しつつ、製造プロセスの微細化とトランジスタの倍増により、消費電力の増加を抑えつつ、機能追加し、馬力を倍増させるという正統的な進化を果たした製品。
Radeon HD 5800の概要
具体的には、プロセスルールが55nmから40nmへと微細化。これにより、Radeon HD 5870では、トランジスタ数が9億5,600万から21億5千万へと2.25倍に増えたが、最大消費電力は188Wと28Wの増加に抑え、アイドル時の消費電力に至っては90Wから27Wへと大幅に削減されている。また、ダイサイズも263平方mmから334平方mmと27%増に留まっている。

SP数、テクスチャユニット数、ROP数は、それぞれ800基から1,600基、40基から80基、16基から32基へと文字通り倍増。エンジンクロックは750MHzから850MHzへ高速化。メモリはGDDR5を引き続き採用するが、クロックが3,600MHzから4,800MHzへと向上したことで、バンド幅は115.2GB/secから153.6GB/secへ向上。これらにより、ピーク性能は1.2TFLOPSから2.72TFLOSPへと2倍以上に引き上げられた。また、命令セットなどの改善も施され、OpenCLやDirect Computeのシェーダあたりの性能も向上しているという。
Radeon HD 5850は、5870のコアを部分的に無効にし、クロックを引き下げており、SP数は1,440、テクスチャユニット数は72、ROP数は32、エンジンクロックは725MHz、メモリクロックは4,000MHzで、ピーク性能は2.09TFLOPS。最大消費電力は170W、アイドル時の消費電力は27W。
Radeon HD 4870/5850/5870の比較

機能面では、業界に先駆けDirectX 11に対応。Windows 7では、DirectX 11を標準搭載し、DirectX 9/10のGPU利用時は、DirectX 11の固有機能はソフトウェア動作となるが、Radeon HD 5800シリーズでは、テッセレーション、マルチスレッド、テクスチャ圧縮、Shader Model 5.0などの新機能を含め、ハードウェアで動作させることができる。
なお、Windows 7はWindows Vistaよりも表示性能が向上しており、Radeon 5870ではゲーム性能が1~2割前後、CrossFireX構成では最大7割も向上するという。
同社によると、DirectX 11に対応したゲームタイトルとしては、「ALIENS vs PREDATOR」、「S.T.A.L.K.E.R CALL OF PRIPYAT」、「COLIN McRAE DiRT 2」、「BattleForge」といったものが、Windows 7と同時期に発売予定だという。これらタイトルの一部では、Direct Computeを使った物理演算やAI計算などが実装されている。
ディスプレイインターフェイスは、DVI×2、HDMI、DisplayPortの4つを装備。先だって発表された通り、独自のマルチディスプレイ技術「ATI Eyefinity」に対応。DVI×2+HDMIあるいはDisplayPortの組み合わせによる、3ディスプレイ同時出力が可能。また、DisplayPort×6を装備したモデルも予定されている。

従来通り、動画再生支援エンジン「UVD」や、マルチビデオカード技術CrossFireXに対応。CrossFireXについては、アイドル時に2枚目のカードの電力供給を切断する省電力機能が追加された。
なお、第4四半期中に、Cypressの縮小版である「Juniper(ねず松)」とCypressを2基搭載する「Hemlock(カナダツガ)」が、2010年第1四半期には、Juniperのさらに下位となる「Redwood(アメリカスギ)」、「Cedar(西洋杉)」(いずれもコードネーム)といったGPUが予定されている。
2009.09.28
Distagon T* 3.5/18 ZE
コシナは25日、カールツァイスブランドの超広角レンズ「Distagon(ディスタゴン) T* 3.5/18」のキヤノンEFマウント用「ZE」を発表した。価格は16万8,000円。発売時期は未定。
Distagon T* 3.5/18(画像はZFのもの)

付属のレンズフード
カールツァイスが14日に発表した、MFの超広角単焦点レンズ。キヤノンEFマウントに対応するZEタイプで、35mmフルサイズの撮像素子を搭載したEOSシリーズも使用可能。海外では2009年秋に1,049ユーロでの販売が決定しており、国内販売に関しては未定となっていた。
レンズ構成は11群13枚。開放F値はF3.5。最短撮影距離は30cm。フィルター径は82mm。最大径は87.6mm。重量は460g。レンズフードが付属する。ニコンAi-s用のZFタイプと、ペンタックスKAマウント用のZKタイプがコシナから発売済。

Distagon T* 3.5/18(画像はZFのもの)

付属のレンズフード
カールツァイスが14日に発表した、MFの超広角単焦点レンズ。キヤノンEFマウントに対応するZEタイプで、35mmフルサイズの撮像素子を搭載したEOSシリーズも使用可能。海外では2009年秋に1,049ユーロでの販売が決定しており、国内販売に関しては未定となっていた。
レンズ構成は11群13枚。開放F値はF3.5。最短撮影距離は30cm。フィルター径は82mm。最大径は87.6mm。重量は460g。レンズフードが付属する。ニコンAi-s用のZFタイプと、ペンタックスKAマウント用のZKタイプがコシナから発売済。
2009.09.27
白色LED採用のポータブルライト

サンテックは、光源に120個の白色LEDを採用したポータブルライト「SP サンテックライト PL120」を10月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は1万4,400円前後の見込み。


本体背面には電池残量を4段階で表示するランプを装備する。電池は内蔵リチウムイオン充電池。1回の充電で約2時間20分の点灯が可能。電池寿命は充電回数約500回。
本体サイズは94×31×81mm(幅×奥行き×高さ)。重量は175g。アクセサリーとして、三脚取り付け用のシュー付き自由雲台を近日発売予定。
2009.09.27
リコーCX2

リコーのパーソナル向けデジタルカメラは、ビジネスとスタンダードの2種類に大きくクラス分けされている。今回レポートする「CX2」(9月11日発売)は、ビジネスの最上位に位置する新製品で、既発売の「CX1」(2009年3月発売)の後継機だ。最大の変更点は、CX1の28mm~200mm相当に代わって28~300mm(35mm判換算)に相当する高倍率ズームを搭載したこと。それにも関わらず、従来と変わらないコンパクトさをキープ。スイッチをオフにすると鏡筒が完全に収納されるスマートなデザインも受け継がれている。
また、厚みを抑えたグリップとシャープなエッジを基調としたボディ上面のデザインも従来のまま。よく見るとグリップの貼り革の模様が違うだけで、全体から受ける印象はほとんどCX1と変わらない。新製品らしさがあまり感じられないというデメリットがある反面、オーソドックスで飽きが来ないデザインと言うこともできる。
グリップには新たに滑り止めが付いた 液晶モニターは約92万ドットの3型
上面 ブラックのほか、シルバーやツートンカラーも用意する
■ ディストーションは画像処理で補正
左はフィルムカメラ時代に高倍率ズームレンズとして一世を風靡したタムロン28~300mmズーム。CX2はコンパクトなボディに、このレンズと同じ画角のズームレンズを内蔵している

すでに説明したように、CX2の最大の特徴は28~300mmに相当するズームレンズを搭載したことだろう。ズーム比は10.7倍。ふだん使いには十分すぎるほどの焦点距離だ。CX1に比べるとレンズ鏡筒を支えるボディ側部材の直径が大きくなると同時に、ボディ厚が1.5mm、重量が5g増えているが、大きくなったという印象はまったく受けない。
試しに、フィルムカメラ時代に一世を風靡したタムロンの28~300mmズームを引っ張り出して並べてみたが、CX2のコンパクトさには、ただ目を見張るばかりだ。また、高倍率ズームに必ずつきまとうのが手ブレの問題だ。特にボディサイズの小さなコンパクトデジタルカメラは、ホールディングがしにくいので望遠撮影時に手ブレの危険性がさらに高まる。しかしCX2は、イメージセンサーシフト方式の手ブレ補正機構の採用でこの問題を解決。なおデジタルズーム使用時は、あまりにも焦点距離が長くなりすぎる(最高で1,620mm相当)ので、三脚を使用した方が良いだろう。
このほか、高倍率ズームではディストーションも問題になりがちだ。特に広角側はディストーションが目立ちやすく、液晶モニターに写ったライブビュー画像を見ると明らかにディストーションが認められる。だが撮影した画像を見ると、ほとんど気にならないレベルまで補正されている。つまり画像処理の段階でディストーションを補正しているのだ。カタログには記載されていないが、広角撮影時の歪曲収差補正をないがしろにしないリコーの姿勢には好感が持てる。
■ 手持ちでも使えるダイナミックレンジ拡大機能

ダイナミックレンジダブルショットには「AUTO」を追加
有効画素数は929万。撮像素子や画像処理エンジンはCX1と同じだが、多くの機能に改良が加えられ性能がアップした。たとえば、露出を変えて撮影した2枚のカットを合成してダイナミックレンジの広い画像を得る「ダイナミックレンジダブルショット」モードにAUTOを追加。より簡単な操作で利用できるにようになった。このモードはHDR(ハイダイナミックレンジ)イメージと基本原理は同じだが、CX2は高速で連写するので、手ブレにさえ気を付ければ手持ち撮影も可能。わざわざ三脚を用意をする必要がないので気軽に利用でき、とても便利だ。
このほか、使ってみて面白いと感じたのが、シーンモードに追加された「ミニチュアライズ」だ。このモードは大判カメラで使われるティルトというアオリ効果を画像処理によって再現したもので、実際の風景を撮影しても、まるでミニチュアの模型を撮影したように見える。リコー独自の機能ではないが、シャープに見えるエリアの幅や位置が設定できるほか、タテ/ヨコどちらの画面にも対応できるなど、コンパクトデジカメとは思えないほどの高機能だ。
また撮影時に小さなモニターで見たときは、それほどでもないが、PCのディスプレイで表示させると、その効果がはっきりと分かる。このほか、コントラストの高いモノクロ撮影がきる「ハイコントラスト白黒」、顔認識機能を備えた「ポートレート」。ストロボ、AF補助光、操作音をまとめてオフにする「マナー」も追加された。